牧ログ

キリスト教会牧師のブログ 略して【牧ログ】です。アメリカのニューヨークとニュージャージーの2箇所で日本人のために日本語による教会を行なっています。そんな私が聖書の言葉も絡めながら様々なトピックで記事を書いていきます。主なテーマとしては〔育児〕〔我が青春の音楽〕〔プロレス〕〔アメリカ生活情報〕についてです。

おばあちゃんとのこと

今日も祝福の1日です!
現在家の近くの図書館にて、
明日の礼拝メッセージの準備中です。

最近メッセージの準備はもっぱら図書館でしています。
何故ならば家にいたらできないからーーー。

何故できないの?

息子くんがいるからーーー。

息子くんが可愛すぎて、
家にいると息子くんに気が取られて、
メッセージの準備に集中できません。笑

だからほんとオフィスが欲しいーーーー
って神様に祈っている最中ですが、
とりあえず図書館というオフィスがあるので、
これでよしとしよう!!!!

Fort lee
Leonia
Ridge field
Paramus

あらゆる所に私のオフィス(図書館)があり笑
結構毎日色々な場所に出没しております。


さて今日は北海道に行って来たときの話を書きます。


6月1日から6日まで東京と北海道へ急遽行って来ました。
理由は私の北海道にいるおばあちゃんが亡くなったからです。

おばあちゃんはなんと99歳という、
俗にいう大往生でした。

ちなみにおばあちゃんは2004年にクリスチャンとなっていました。
だからおばあちゃんが亡くなったと聞いて、
寂しさよりも悲しさよりも、
感謝と平安が心に与えられました。

何故ならばおばあちゃんはようやくこの世の勤めを終えて、
神様のおられる天の御国へと導かれたのだから。
こんなに感謝なことはありません。

実際北海道に着きお葬式の中で、
私に与えられた想いは感謝ばかりでした。
今まで生きてくれてありがとう。
ここまで私のことを育ててくれてありがとう。
神様の懐に抱かれゆっくり安息してください。

実のところ私はあばあちゃんっ子です。
おばあちゃんに育てられました。

父と母が私が3歳の時に離婚し、
父は東京に出てや○○稼業を営んでいました。

私は母と北海道の北見市という町で暮らすことになります。
母は家計を支えるために夜のお仕事スナック経営をしていました。

私が子供の頃学校に行くために朝起きると母は寝ています。
仕事終わって帰ってくるのがいつも夜中2時とか3時でしたから。
いつも昼頃まで寝てそれから起きて来ます。

そして私が学校を午後2時とか3時ごろに終わり家に帰って来ると、
母が起きていて母が仕事に出かける5時半頃まで一緒にいます。
実質母といる時間は1日の中で2、3時間でした。

それ以外はと言うと、
おばあちゃんとおじいちゃんと一緒にいたのです。
ご飯食べる時も、
テレビを見る時も、
勉強をする時も、←たまにはした
寝る時も、

母といる時間よりもおばあちゃんおじいちゃんといる時間が、
もっと長かったのです。

おばあちゃんも私のことを、
一番下の末っ子のように考えてくれていました。

そのおばあちゃんが亡くなったということで、
日本へ行って来ることにしました。

北海道にいる母や親戚の方々は、
わざわざ遠くから来なくても良いと言ってましたが、

本当に行って良かった!

行って特別何かをすることではありませんが、
その場所に私がいる事ができたということだけで、
おばあちゃんと最後を過ごせたということだけで、
とても心に平安がありました。

お葬式は完全な仏教形式であり、
キリスト教の牧師である私に気遣ったのか、
ある一人の従兄弟が、
キリスト教の牧師的にこのお葬式はどうなの?
と聞いて来ました。笑

そんなことはあまり関係ありません。
仏教式だろうが、別の宗教式だろうが、
おばあちゃんはすでにイエス様を信じていて、
霊と魂は今もう神様のところへ行っているので、
だから何も問題ないと伝えました。

従兄弟はボッカーンとしていましたが、

本当にそうです。

2004年私が牧師按手を受けた年、
私が牧師になって初めて洗礼を授けた人、
それがおばあちゃんでした。

先にクリスチャンになった私が、
おばあちゃんに熱心に伝道をしていたのですが、
なかなか聞く耳を持ってくれませんでした。
めげずに伝道をしていましたが、
ある時おばあちゃんの夢にイエス様が現れたのです。

映画のワンシーンに出て来るような、
美しいお花畑の中に神々しい方が白い衣を着て現れました。
おばあちゃんの夢の中で。

おばあちゃんはその神々しい方を見て、
これは間違いなくカツノリ(私)がいつも言っているイエス様だと、
瞬時に分かったということです。
その夢を見ながらおばあちゃんの心は安らぎを覚えたという事です。

そこでおばあちゃんはイエス様を信じて、
私を通して洗礼を受けることになりました。
本当に不思議な事が起こりました。

足腰が悪く自分で外へあまり出る事ができなかったので、
教会生活はできませんでしたが、
しかしおばあちゃんの心にはイエス様が常にいてくださった、
そう信じているのです。

そして99歳まで生きたおばあちゃんを、
神様がお疲れ様と言って連れて行ってくださった。

本当に感謝な事です。

優しくて不思議なおばあちゃんでした。

私が高校入学して一ヶ月後に停学処分を受けました。
原因は学校の帰り道でタバコを吸いながら歩いていた事。

流石に悪いことをしたと思い、
反省した顔でおばあちゃんに停学処分を告げると、

もうこれからは隠れてコソコソ吸うのはやめなさい。
家の中で堂々と吸いなさいという、
本当に優しくて訳のわからないことを言うおばあちゃんでした。
そう言いながらおばあちゃんは私に灰皿を差し出してくれました。笑

そんな優しいおばあちゃんに育てられ、
ここまで成長する事ができました。笑
偉大なおばあちゃんでした。

やがて自分もこの世の生涯を終える時がきます。
その時にはまたおばあちゃんと天国で会えるという確信、
この様な確信を持って生きれることに感謝です。

おばあちゃんありがとう!
イエス様おばあちゃんと出会ってくれてありがとう!

ハレルヤ!

さあメッセージ準備に戻ります。